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🐰完結!ネタバレ感想|たなと『PERFECT FIT』|欠損ってなあに

こんばんわ〜限界OLです

2018年度ベストBL(個人)に選ばれたパフェフィのネタバレ感想記事です。

え?読んでない?読んでください!!!!!

公式あらすじ

ニヤニヤするな!俺はあんたのオモチャじゃない!!

左腕が途中から無くて誰よりも仕事が速い、優しい先輩・田中。

しかし初対面の真下にはオレ様な態度で、 そんなギャップに大混乱!!
連日、無自覚に田中を目で追っていた真下は ある日、田中の部屋で酔っ払ってしまい、
油断しきったところで悠然とのしかかられた。
驚く真下に、肉食獣の顔をした田中は
「俺のこと好きだろ?ずーっと見てたもんな」と告げ、未開の体をたっぷりと弄り始めたーー。

甘S男と子犬後輩のハート侵入攻防戦、

〝事後〟反すうショート描き下ろし

(『PERFECT FIT』たなと より引用)

捨てる話がない雑誌『onBlue』

今、誰がなんと言おうといちばん勢いのあるBL雑誌『onBLUE』に掲載されている作品群は毎回毎回どこで集めてきたんだろう…というレベルの高さを誇っている。他誌で売れた作家さんをひっぱってくるのはもちろん突然連載の始まる飛び込みのレベルが高くて、最初から最後までじっくりおいしいです。おかわり!

お値段が文芸書なみに高いけどこのクオリティが維持されるなら一般的なハードカバーの値段までは喜んで払います。好きです。

パフェフィの攻め様には欠損がある

優しい顔したドSの田中先輩は左腕の肘から先が欠損しているんだけど、可愛い系ワンコの真下(マシモ)くんは院試の過去問を貰いに訪れた研究室でその白衣に隠れた部分をじっくりと見てしまう。
普通、自分が欠損障害がある人に対峙した時、多くの人は「見ないふり」をするんじゃなかろうか。
初対面で「ない」ものを「ない」として扱われることが日常であった田中先輩にとって、真下くんの反応は新鮮なものだった。

「触ってみる?」

白衣を脱いで黒いタートルネックの袖を捲り上げたその腕に真下くんは固まってしまう。そして意地悪に「冗談だよ」と笑ってみせる田中先輩。

二人の駆け引き

無事院試に合格して、卒論書いて、院生となるわけだけど、その間に真下くんったら色んな人に田中先輩って?!っと無意識の聞き込み。あんなに意地悪く微笑まれたのに嫌われた感じもしたのに、皆口を揃えて「優秀でやさしい人」だという。
じゃあなぜ自分にだけ…と思い悩んで参加した飲み会の帰り道、ふと目に入った腕にはその先がない。夜の街で派手な仲間に囲まれてタバコを吸っている田中先輩の姿。とっさに「た…たなか」と声に出るけど、声もかけずしっしと追い払われてしまう。

そうして翌々日の学校には普段通りの田中先輩の姿。真下くんはもうよくわからなくなったみたいで「頭が切れてなんでも教えてくれる、おだやかでやさしいひと」とだけ思うことにして卒論制作に取り組むことにする。


でも、無意識に田中先輩を目で追ってしまいその視線に気づいた先輩と一線を越えてしまう。(にぢにぢって擬音…やだぁもう…)


どうなってしまうの?!と悩んだのに、やっぱり先輩はいつも通りで知ってることも知らんぷり。かと思いきや、人目が無くなると体をまさぐったり物陰に隠れてキスしてきたり…これで真下くんはますます混乱していく。


あんなに派手な人たちとつるんでるならもしかしてこんなの先輩にとっては普通のことなんじゃ!?セクシャルハラスメント!?と思い悩んだ真下くんは大学の一室で仮眠をとる先輩の横に添い寝してしまいます。

だって眠かったんだもん。ここ激萌えポイント。

最終的に???

結局なんであんな態度を先輩が取ってたかって言うと「司が戸惑うとこ見るのが楽しかったから!」ってぺろっと…。怒った真下くんは先輩の欠損した腕先を足で踏みつけてこう言います。

「これだけあるのに!!ひとより上手くなんだって出来てッこんなにかっこいいくせに…」

そうして泣きだした真下くんを抱きしめて先輩は

 「…そう!そうなんだよ司。俺は生まれた時からそう…「これだけある」って言われながら育ったんだ」

一話から特徴的に書かれていた、「ある」ことと「ない」ことがここで最高に生きてくる。

絶頂である。

田中先輩とその周囲の人間にとって欠損した左腕の存在は、真面目で優秀で周囲に優しくイケメンであることを打ち消すものでしか無かった。

欠損して「ない」はずの腕を「これだけ」「ある」と評されて生きてきた。失ったはずのものを「ある」として認識されるつらさ。

しかし、真下くんははじめに物凄い興味津々な態度で接してから、遠慮なく握りしめたり抱きまくらにして寝てみたり行為中に抱きしめてみたり最後には踏んづけて、「これだけあるのに」という。

真下くんにとって先輩の左腕がないことは何の問題でもないんだと言うことが伝わってくる。問題どころか、なんだって出来る優秀な先輩という存在なのだ。

四肢に欠損がある場合どうしてもそのことを中心にその人物を見てしまう傾向があるように思うが、片手でキーボードを器用に操り料理もして行為中も問題ない先輩の姿は私達と何ら変わらないのではないのか。

あっさりと受け入れられる真下くんは本当にいい子だ。

末永く先輩にいじめられてほしいと思うのだった。

続編は…

最新話でto be continuedとなってたから続くもんだと思いこんでたonBLUE33にたなとさん載ってない。二ヶ月も待ったのに…うっ…。マンガワンで連載されている「あちらこちらぼくら」もあるしお忙しいのだろう。続編を期待して待つ。

追記(2018年12月)

これを書いた数カ月後から連載が再開されて2019年1月末に2巻が出ます‼イェイェイ‼

本誌で読了済ですが発売後にまた感想を追加したいと思います‼

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