BL漫画を読んでいてこんなに笑ったことがありますか?ってくらいお腹よじれた。
関係性がすごくいいし、那賀ちゃんははちゃめちゃにプリティだし希介はなんか今まで童貞だったことに納得という感じの本能からしていいやつだし…ハァァ…
しかし今年は、どピンクの漫画がヒットという法則でもあるのかものすごいピンクだ。
パーフェクトフィットと争えるぞ!
頑張れ那賀ちゃん!!!負けるな希介!!!
\時間のないあなたに/
- 教科書童貞ポジティブ希介×柔和な高身長イケメン帰国子女那賀ちゃん
- 抱腹絶倒BL漫画日本代表
- 希介のおにんにんが欲しい那賀ちゃんと、「那賀ちゃんかわいいぃ!」という本能に理性を持っていかれる希介のラブコメディ♡
『もらってください』のネタバレまとめ
まずは評価から!
今年のNo. 1候補が早くも登場と言う感じで点数爆上げ!
82点!!!
場面は居酒屋、映画愛好会の新歓が催されている。
「工業高校で3年大学来て1年!男に囲まれて青春を棒に振りました!!住吉希介(すみよしきすけ)理工学部2年!!!今日は女の子がいっぱいいるとこで酒が飲めて……すっげー興奮してます!!!」
懇親の自己紹介に宴席からは失笑が湧く…
男子校から大学に入れば自然と女の子と付き合えると甘い期待を抱いていた希介は、大学の一年間を理工学部という男の園でまたもや潰してしまったのだ。
今年こそはと意気込んで女子が多いと噂の新歓に参加してみたはいいものの、やる気が空回りしてしまった。
「希介くん、見てみて!」
隣りに座った柔和なイケメンが話しかけてくる。
その右手はビールジョッキを6つまとめて持ち上げている。
「前ビアガーデンで働いててさ!」
「オレもやりたい!」
「3つくらいならヨユーだよ」
このイケメン、新歓のチラシをじっと眺めている希介に一緒に行かないかと話しかけてきた男で自分も二年で那賀右祈(なかゆうき)と名乗った。
希介と那賀が話しているところに群がってくる女たちは皆、那賀に媚びる表情でどんどんと距離を詰めていく。
その様子を見て、必死にジョッキ6つ持ちにチャレンジしていた希介は“ジョッキ持ってる場合じゃねえ!!”と自分が何をしに来たか思い出した様子だ。
そこに一人の女の子が声をかけてくる、
「那賀くんと何しゃべってたの?」
「へ………ジョッキの持ち方…教えてもらっ…」
「え〜すっごぉい〜すごい優しい〜ん」
「あ知りたい?那賀…那賀くん、こちらの方がジョッキの持ち方を……」
隣りにいる那賀に声をかけようとすると、女の子は希介と那賀のあいだにすいっと割り込んでいって中に直接話しかけ始めた。
その様子をあっけにとられて見ている希介の心中は
“女の子としゃべれた…………”
というものだから、なんともポジティブな男である。
それからというもの、那賀ちゃんといることで「モテのおこぼれ」がもらえることに気がついた希介はせっせと那賀ちゃんのもとに通い詰める。
そんなある日のこと、学食で二人揃ってラーメンを啜っていると希介がなにやら神妙な面持ちで話し始めた。
「今日は俺…那賀ちゃんにお別れを言わなきゃなんだ」
「何」
「ふっ………ふふふ、ふふんふふふ……」
キスケが不審に笑いながら差し出した携帯には女の子とスタバで待ち合わせをしたラインが写っていた。
「おーー、おー?」
「行ってくるわ!!女の子とスタバ!!!」
「今からかよ」
「ごめんな那賀ちゃん埋めあわせは必ず!あばよ!!!」
その勢いで突進して大丈夫か?と心配になる速さで希介は行ってしまった。
取り残された那賀ちゃんが不安とも嫉妬とも取れる苦悶の表情を浮かべているとも知らずに……
修正のお話
はじめに!
おにんにんの修正について私普段あまり興味が無いんです。
興味が無いと言うと嘘になるけど、消えてたら消えてたで
「きっとこの人のにんにんは白い発光体なのね」
と思えるし、書いてあったら書いてあったで
「ヌヒュプッ…コポォ…www」
とキオヲタ化するくらいでそこまで気にしないんですが
今回ばかりは、那賀ちゃんの穴が消されていなくてよかったありがとう神様!!!と天に感謝しました。
そもそも、穴は修正されないのかなってときもあるけど消えてるときもあるし…
教えて詳しい人!!!
那賀ちゃんの穴にありがとう!!!
希介という男
この男のなんとポジティブなことか!
那賀ちゃんお尻のことでちょっと悩んで、その後家に行ったらぎゅってされて押し倒されて困ってた数秒後に
「那賀ちゃんのカレーおいしい〜お店のみたい〜!」
キスケェ!!!?
そのまた数秒後に那賀ちゃんのゆるゆるな首元からチラと乳見て
「おっ◯いが…でかい…」
キスケ…?
ただのポジティブと捉えてしまってはもったいないほどよく練り込まれたキャラクター像だなあと感心してもうほんとに繰り返し読んでしまってます。
そんで、希介の性質をどう表すのが的確かなあと悩んだんだけど、マトリョーシカみたいな男だなって思いました。
本能がむき出しに!?とか理性のタガが外れて!?なんて展開のときもパカっと開いて現れるのはまた希介どこまで行っても希介は希介、しかもめっちゃいいやつという最高のキャラクター。
那賀ちゃんに酷いことなんて絶対しないし、感情で暴走することもない。
ずーっと「希介」
「ただのいいヤツ」でもないし「ポジティブバカ」でもない。
自分の童貞は捨てたいけど那賀ちゃんのことが大切だしでも那賀ちゃんは男だしでも那賀ちゃんはすごくお尻が大きくて可愛いしでも那賀ちゃん女の子じゃないしでもでも…でも…というような趣旨のことを考えているようで全く考えてないのが保身に走ってなくて大好きです。
希介のことを語り始めるといくらでもネタバレしてしまいそうなので以下とりあえずピンポイントにまとめました。
- モテるために持ち歌を作ろうと訪れたカラオケで「キン肉マン」を熱唱しちゃう
- 一人で水族館行ってオキゴンドウとハイタッチ!したい人に手をあげちゃう
- トイレでそんなふうになったとき「大事にしたいから……」っていっちゃう
こんな彼を育んだルーツは男子校にあるのだろうか。
最初から、希介は那賀ちゃんとの距離感(物理)がめちゃくちゃ近くて男子校ゆえの感覚なのだなという印象は受けました。
そりゃあ那賀ちゃんも金髪外国人とのめくるめく一夜より希介のあのくさやのような独特さがたまらなくなるよね…
きっと昔の人も、そのままの大豆より腐ったほうがウメェや!ってはまっちゃったんだろうな…
なんの話でしたっけ?
小ネタ
ちょいちょい挟んでくる小ネタが古めかしいものもあり最新のものもあり、煮干し子さんって一体いくつなの?!と不思議に思いました。
一世風靡セピアと彼ピッピが両方通用する漫画ってなんや、最高や!!!
最後の場面に一コマだけ描かれていた映画がとても気になる。
「クジラの島の少女」かなと思ったけどいまいちあれだけだとよくわからない。
あああ、とにかく那賀ちゃんがかわいくてかわいくて
体格差を二人共気にしていたけど…
あとがきで煮干し子さんも言ってたけど、なんかギャグに走りすぎて話がぶっ飛んでいってしまってる会がある。
でもまたそれが面白い。
比喩ババアなので、オキゴンドウが出てきた時点でなんの!?なんの暗示ですか!?とおもっていたらなんの関係もなかった。
ただ表現、創作する人に共通して「無意識」の手法が空気を産むというのはよくあることなので、結局あれは「大きさ」という希介の深層心理なのかなあと思いました
最後に一言
那賀ちゃん超かわいい