あ~!終わってしまうのねつづ井さん!
本が出る前Twitter時代から見ていただけに感慨深いものがある…先日テレビでやっていたトイストーリー3をなんの予備知識もなく1時間過ぎたあたりから見始めて、何もわからないけど最後号泣してた時並みの悲しみ。春だし……鼻水が出すぎて鼻の下がゴビ砂漠だし…ファンデがめり込んで地獄絵図……ここは広大な荒野…
今回は腐女子あるあるネタよりも本当にもう年月を重ね遊びが熟してきた女たちという感じです。側から見るとかなしい寂しい遊びかもしれないけど!?なんかやってる当人は楽しいんだよね。何でかわからないけど、普通の遊びをしつくすと謎に車のトランクに入りたくなったりするんだよ。なんかこうアメドラに憧れて…謎。そしてそんな遊びは、職場の人間にも家族にも言えたものじゃないけど、その空間が心地いいっという学校出てから働いて自由の代わりに時間がなくなって、それでもその時間を持つために頑張って…
そしてやっぱり、学生だった1巻よりも就職して2巻、そして今回の3巻…人が変わらないわけがないよね。環境がガラッと変わると人も変化する。その変化を楽しみつつの最終巻でした。
しかし、つづ井さん人望がありすぎ!人の中継地点になってくれる友人は何人かいるけどどの人も面倒見が良かったり気が使えたりして尊敬している(するだけ俺はクズ)つづ井さんはこのタイプの人だなあとビンビン伝わってくる。
特に、あ~!わかるとなったのがこれ↓
つづ井「あのさーオカザキさん」
オカザキ「はい」
つづ井「最近、思うことがあったので聞いてほしい。私さ最近、いいアニメとか漫画とか見た時の感想が大体、【つらい…】とか【しんどい…】とかになってしまうんやけど」
オカザキ「すっごいわかる…一緒…」
つづ井「ちょっと前まではもっと…【女性ホルモン出る!】とか【胎教に良い!】とかポジティブなこと言えたなって思うんやよね」
オカザキ「あー確かに言うてたね」
つづ井「でもあの頃と特にメンタル変わった気はせんのやよね。やのに何でこんなにも言えることが違うんかって考えてみたんやけど…なんというか純粋に加齢とともにフィジカルが衰えたんやよね。年々複雑さを増す感受性に器である身体のほうが耐えきれなくなったというか…」
オカザキ「つづ井さん…」
つづ井「もう体力がついてこんのやよほんまに」
オカザキ「いやでもわかる…感動するのってすごい疲れる。好きな作品ほど見るのに心の準備いるもん。絶対心を強く動かされることが分かってるから」
つづ井「そうなん…毎回めっちゃ覚悟して臨むもん。あと最近感動が膝にくるようになった。」
オカザキ「ああ…なんか結構すぐ膝ついてるの見る」
つづ井「うん、しかもそのあと腰にもくる。【感動】を【萌え】と置き換えても全く同じなんやけど…仕事でしんどいときとか特にさ自分の身を守るために避けてしまいがちで…まあ結局見るんやけど……」
オカザキ「でも…感受性はビンビンでいたい…」
つづ井「そうなん、感受性まで衰えさせたくないん。生きづらいまでに繊細で敏感なオタクでいたい。……よし、筋トレか!!」(『腐女子のつづ井さん3』つづ井 より)
感受性に体力が追いつかない問題
わかるー!わかるー!!!と言いながら転げ回った。昼休みだけど。
萌えるんだよね!それがもうなんか、はぁ、つらい…尊い……そして何か、消化しきれない部分が残るというか…筋トレしよう…
それから、楽しみを待っているだけではダメ!自分は自分で愉しませないと!という教えを説いてくれたゾフ田もいいな。どの登場人物も、あーいるいるわかるというのが本当にリアルでおもしろい。ゾフ田なんかはバシッと正論言い放つけど現実では苦手なタイプかな。言わなくて良いこともあるじゃんと心のなかで呟く芸人になる。
オタクというとなんかこうどうしても人付き合いが苦手でうちにこもりがちで、変わった人や自分のわがまま通す人やなんかもう!!!ってなる人間が目に付きやすいけど、少なからず自分もそのけがあるので気をつけたいが、パワフルなポジティブ発想がガンガンできるオタクもいるんだよな。まあジャンルによるが。
しかし終わってしまうのか…かなしいな…