みんな〜あつまってぇ〜!
腐女子の歴史語りが始まるよ〜!!!
初めて買ったBL本、覚えていますか?
おぼえてい〜ます〜かぁ〜…目と目があった〜ときを〜……(マクロスが通じるのはいくつまでなのか)
二次創作からBLの世界に足を踏み入れたので、最初に一般の出版物として購入したのは「COMICBOXジュニア」という同人雑誌!?でした。
表紙からひしひしと伝わるようにすでに一般じゃないすごく非公式。
それまでは、同級生の女の子とデジモンやらテニプリやら犬夜叉やらに明け暮れる毎日で本屋でその雑誌を見つけた時は鼻から血を噴出せんばかりに興奮した覚えがあります。
インターネットに二次創作の絵や小説を個人でサイトを作り載せている時代でしたから、それを見ようと思えば見られるけれどリビングに一台パソコンがあるだけという環境ではなかなか満足するまで見ることが出来ない。
その環境をぶっ壊してくれたのが「ジュニア」さんでした。(廃刊になったの知らなかった…アーメン)
その雑誌でまず、ねこ田米蔵先生を知り、あ~?商業BLっていうものもあるのか?と手を広げて行きます。
もうこの時点で引き返せません。沼へようこそ。
そうして次に買ったのが、今はなきビブロスが出版しリブレが引き継いた伝説の雑誌「MAGAZINE BE×BOY」
まだ純真無垢なOLは二次創作ではないこの雑誌にどハマりした…
しかし!!!買うまでのハードルが高いことたかいこと…
当時小学生だったOLは代引きでネット通販ができるようになるまでは書店で買うしか本を手に入れる方法がなく、どんなやばい表紙であろうが平気な顔してレジに持っていかなければならない。
男の人だったらやだな…というようなことはなかったがとにかくまだ、親や他人に知られてはいけない趣味なんだ…という意識が強かった。
最初は、さらっと立ち読みをしてから今月はどうしても買って読みたいなという月だけ買うようにしていたのだけども…まあ、人はどんどん貪欲になって行くもので毎月毎月購入するようになる頃には好きな作家も出来て、コミックを購入したい!この作品を手元に置いておきたい!という欲求があふれんばかりになっていた。
私の地元は中途半端な田舎で、必要最低限のものは手に入るが、痒いところには決して手の届かない不便さがあった。
ボーイズラブコミックなんてものは書店に全く置いていなくてあたりまえ、これはどこの地方にも当時は共通したことなのだろうか?
とにかく、最近どこの小さな本屋に入っても一角にBLコーナーがあることを見ると市民権を少しは得たのだなと思うくらい、「書店でBL本を買う」というのはハードルの高い行為だった。
本屋で注文して貰えばいいのだけど、まだまだ花も恥じらうお年頃…絶対にこれなら変なことを思われないぞ!という本でなければ注文なんてとてもできなかった。
やっと本題
前置きがどちゃ長くなったが、ここから当時あらゆる手を駆使して手に入れたBL漫画を紹介します!
懐かし〜!!!と思ってもらえると嬉しいぴょん!!!
『星稜最恐物語』 龍川和ト
当時なんでこれにはまっていたのかいまいち思い出せないが、とにかくエ◯かった!!!同時期に連載されているどの作品よりもエ◯が長かった。という曖昧な記憶。
攻めが変人というのもすごく好きだったのかなあ、と今になってすでにその当時から変な攻めが好きという片鱗を見せていたのだなと一人納得した。
飛び抜けて絵が好みだったし、おちょんちょんの描写がものすごかった!今の修正に使われる謎の発光体はほんまにいらん。いい時代だったな…
『P.B.B.』鹿乃しうこ
次はコレ!
シリーズ物がまだ連載を続けているし、新装版もでているのでそこまで古さを感じませんが1巻の出版年が2003年なので15年前の作品になりますな。まじかよ。
コレに関しては、大人の恋愛だ!!!と当時思ったような記憶があります。
ふたりとも仕事をしていて、住むところやお金の問題があって、時には裏切ってしまうこともある。書いてある内容が当時の私には全て読みきれてはいなかったかもしれませんがすごく好きでした。
『天然+極楽魔法使い』ユキムラ
次はコレ!
この中途半端な魔法使いの設定と、ムッツリスケベの攻めがたまらなかった。
魔力増幅のためにちょめちょめっていうのはここで初めて見た設定だったかもしれない。
正直ユキムラ先生の作品はコレ以外ピンとこないけれど、そのぶんこの本への思い入れは強い。
『仲神家の一族』ホームラン・拳
最後はこれ…
一言だけ!絵がめっちゃうまい。もう一回、絵がめっちゃうまい。
まとめ
こうして並べてみると、今も精鋭としてご活躍の先生は少ないのだなとしんみりした…
この頃にお金がなくて買えなかった漫画をそれなりの歳になってから買い漁っては読みまくったので記憶が混同している部分があるかもしれないがご容赦願いたい。
特にお小遣いではとても手が出なかったのが複数巻既に出版されているシリーズ物。
志水ゆき先生の『LOVEMODE』やこだか和麻先生の『絆』…
もしこの時代のBL漫画に遭遇していない世代の人がいたらぜひ読んでみてほしい。