「テオってば今また少し堕ちてたでしょ?寝ないで…テオ…」
かわいい!!!!!テオ(画像左の金髪褐色少年)かわいいよ!
なんだろう、テオはすっきりなんだろうけど、読んでるこっちは永久を感じる焦らしプレイでした。
最後の最後で、めっちゃゲスいアイテム登場して持って行かれました。
- 生まれた時からご近所さん、テオとカミロの恋物語…
- テオがかわいい、テオは赤ちゃん、酒が入るとバブゥ…
- ゆっくりと二人で気持ちを確認しあっていく過程が最高の焦らしプレイ
ネタバレまとめ
試し読みのチョット先までご紹介
カミロのウェーブがかった黒髪からは、いつもグレープフルーツの香りのシャンプーと少しだけタバコの香りがする。
テオは通りを挟んで向かい側にあるカミロが営むタバコ屋をじっと見つめる。
カミロのタバコ屋は客が絶えない。外の街からくる客の大半はタバコじゃなくてカミロが目当てだ。
今日も店を訪れた若い女の子を見てテオは「タバコなんて吸いそうにない…」と無意識に考えている。
テオとカミロは赤ん坊の頃からの付き合いで、早々に引退し隣町で悠々自適に暮らす両親に代わってお互い家業を継いでいる。
テオは酒屋で、カミロはタバコ屋。
それから二人は秘密を共有する仲でもあった。
「ねえテオ、俺だけが知ってる秘密だなんてほんとはすごく光栄なんだけど、いい加減みんなにも言っちゃったら?本当はお酒弱いって」
「言えるわけねえだろ!俺は酒屋だぞ!?」
「職業と体質は関係ないよ。きっと生まれつきアルコールを分解しづらいんだね。」
「こうやって毎晩「飲み特訓」してりゃ人並みには飲めるようになるはずだろ!」
「どうかな〜…」
カミロはくわえタバコでニヤニヤとそういうと、机の端においてあったアルバムに目を留めた。
「なにそれ、アルバム?」
アルバムには高校時代の二人が写っている。テオは左足にギプスをしていてカミロの乗る自転車の後でむくれた顔をしていた。
「オオクワガタ取ろうとして二階から落ちたんだっけ?テオのまますごい怒ってたね。」
二人で顔を寄せ合ってアルバムを覗き込んでいると、カミロの長い髪からふっとグレープフルーツのシャンプーと煙草の香りがテオの鼻孔をくすぐる。
ハッと気がついたときには、カミロにその顔をじっと見られていた。
「…テオ、今すごく色っぽい顔してたよ『男もアリかも』ってとうとう思っちゃった?」
「え!?なっ、何言って…」
「今更幼なじみでバイの俺にまで秘密にしなくてもいいんじゃない?」
そう平然と言ってのけるカミロはバイセクシャルだ。昔からそのことを隠していないからみんな知っている。一方テオはストレートのはずだったのだが…
テオには酒が弱い以外にも大きな秘密が一つあった。
高校生最後の夏、テオはこの時を境に男で幼なじみのカミロに対して妙な気分を抱いている。
カミロとテオは幼稚園から高校までずっと同じ学校に通った。
高校に入ると、カミロは急に大きくなって声も男のそれになった。
その頃からカミロはモテモテで学校でも一番のいい男だった。
卒業前の夏にテオが足を骨折してカミロは毎日学校までテオを自転車の後ろに乗せて何かと世話を焼いた。
そうしてある日、たまたま一人で松葉杖を付いていたテオに同級生が声をかけてくる。
「めずらしいな?カミロは?」
「いや、別にもう1人で大丈夫なんだけどさあいつ心配性でよー」
「よっしゃ今日は俺が家まで送ってやるよ」
そう言うと男はテオの膝裏に腕を入れて軽々と抱き上げた。
うろたえている所に、声がかかる。
「テオ!」
カミロだ。
「はい交代、そっとね…」
「オーケー分かったよ…」
テオを受け取るとカミロはさっさとその場を後にした。
「あいつ俺で筋トレするつもりだったんだぜ」
面白そうにそういうテオにカミロは、
「違うよテオ気づかない?」
「え?」
「あいつはテオを抱きたかったんだよ…テオ…もう俺以外に抱かれないで…いい?わかった?」
嫉妬と不安の浮かんだ顔でじっとテオを見つめるカミロ。
この時テオの中でカミロの存在位置が「ただの幼なじみ」から少しずれた。
感想
テオは赤ちゃんだし、カミロは男前で人間的にも出来すぎてるし最高かよ!というお話でした。
座裏屋さんにしてはソッチが今回は少なめなので目的にしている人はちょっと注意だけども、じりじりじわじわ関係が進んでいくさまを見せられてからの晴れて結合!!!というのはとても美味しかったです。
二人の関係
家が目の前同士な上に同級生で生まれた時からずっと一緒で…テオが自覚し始めたのは高校生の時からということですがカミロはもうずーっと思い続けてきた気の長い男です。
そして、マイノリティであることを公言しているのはテオに少しでも自分のことを意識してほしい気持ちの現われでなんかもう…何年思ってたのよ!!!はやくやっちゃいなさいよ!!とじりじりじりじりしました。
だがそこは、きちんとテオの気持ちを考えることの出来る男カミロ。
グレープフルーツの香りのシャンプーって…?ちょっと苦い香りが胸をぎゅっとさせる…みたいな?うっ…
話が飛んだ。
もとに戻って、カミロは少しずつアピールをかけながらも決定打は絶対に自分で打たない。
強引に持っていってしまえばテオは絶対に受けて入れてくれるだろうし、カミロもそのことをわかっているけれど「テオが」選択したという事実が欲しいみたい。
かわいいね、二人とも…
そうしてカミロがじっとこらえて待っている中で、糞ガキ…ばぶぅなテオは自分が酒を飲めないことを仲間に隠すことで必死。
特訓して大会に出てまあバレてもイケるか?と思い始めたのかなと思ったら目の前に辞退のカードが置かれるとあっさりそれを掴んじゃって、意気地なしね!!!
カミロのパンツ
テオは酒に酔って自我をなくした翌日はカミロのパンツを履いてます。
だってグチョグチョになっちゃうから…
テオが覚えてないことなので、我々も見れません…見れ…
何があったんですかー!!?
という焦らしプレイが三回ほど続きます。
もちろんテオはうろたえまくるんだけども、カミロの方は平然としているんだよね。
カミロはどこでナニを済ませたんでしょうねえ…
「テオのおっきしちゃったね」
とか平然とおっしゃるんですもん…もう…
でも肝心のテオが「おっっきしちゃったね」からの記憶なしでカミロのパンツはいて朝悶絶するっていう繰り返しが中盤まで続きます。
とうもろこしはメタファーか
途中扉絵にそそり立つとうもろこしが出てきてこれはカミロの心情のメタファーか?となりました。
なんかあまりにも禍々しくて…
とうもろこしドゥーンッ!!!
町並みはスペインのようですが表記は英語で坂道の多い地形なんかがすごく雰囲気出ていて現地に行かれたのかなと思いました。
ZARIYA名義で出されていた、『ある男の敗北』なんかもそうだけど異国の表現がいつもうまいなあと感心します。
ディエゴとマリノ
今回登場した中でもそれなりに目立っていた二人。
ディエゴの方は利き酒大会の優勝常連でテオが酒に弱いこともしっているストレート。
マリノはパブ?を経営しているディエゴの体つきがすきなナチュラルボーンバリネコ。
今後、この二人の話はでてくるのかな?
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