2月に1巻が発売してから話題の『PERFECT FIT』
最新号の「on BLUE vol.34」に掲載の第6話ネタバレ感想です〜
1巻のレビューはこっち

※ご注意※ネタバレ※
あらすじ
「…あれって生まれつきなのかなー」
「んっ、何?何が?」
「や、さっき廊下にいたじゃん。3年の!田中さん!」
「ああ!生まれつきらしいよ、ヤギ先輩から聞いた…」
「え――そうなんだ!?そんで、ああなの!?」
「え、なになに?言いたいことがよくわからないんですけど…」
「やーあのファッション……だから俺勝手に人生の途中で失った系かと」
「失った系ておまえ」
「失って絶望してからの〜…あの…なんていうの?パンク?メタル?」
「まあ絶望感はあるんじゃん?」
「あーだよなー生まれた瞬間からハードモードとか……」
この一部始終を、トイレの個室でうんこ中の田中侑人は聞いていた。
この男こそ、用を足しながら話をする二人の渦中の人物である。
そんな中途半端な取り上げられ方をしながら、何か引っかかったのか田中は過去の記憶を思い起こしていた。
「ほんとになんにも無かったの?だって今まで大変だったでしょ…たまには愚痴とか…昔辛かったことでもいいからさ」
田中と手を絡めて歩くのは、ショートカットのボーイッシュな女性である。
「そうだね、でも特に…」
「侑人…そんなに私に話すの嫌?」
……と言われましても
田中は記憶を巡らせながらどんどんと過去へ遡っていく。
たどり着いたのは、小学校の給食中の場面だった。
「なに?どうしたの?具合悪い?保健室行こうか」
そう言って青い顔をした生徒に教師が話しかける。
「嫌だ………俺やだっこの席、ここで給食食べたくないっ」
青い顔をした少年は、顔を覆って泣きだしてしまう。
「ううっ、田中くんの席の近くじゃ……たっ…田中くんの腕っ…見ながらごはん…食べられないよ〜〜ッ」
ハッと目を開ける。
乱れた呼吸を整えながら、ふっと隣を見ると少しだけ足りない腕にしがみついて真下が、すーくすーくと寝息を立てていた。
ゆっくりと手を伸ばして眉を撫でると、少ししかめっ面をしてまた寝入ってしまった。
田中は微妙な表情をしている。
ぎゅっ!!!っと潰れんばかりに真下を抱きしめると流石に驚いて困惑しながら目を覚ました。
「あ…えっ!?…田中さん!?」
「はーーーい」
「は…?!はーいじゃなくてっ」
「おっ俺起きます!放して……」
「嫌だね!!」
右腕で真下をしっかりと絡めこんで田中は幸せそうな顔をしている。
そうして、はたと真下はなぜ田中の家にいるのか不思議に思った。
何で一緒に寝てるんだ!?
…あーえーっと…そうだ!俺昨日夜までゼミの発表の準備してて、田中さんもそれに付き合って面倒見てくれてて、院から一緒に帰ってついでに夕飯まで田中さん家でごちそうになることに……
その後の記憶がない!
飯食ってすぐねっちゃったんだー!と慌ただしくものを考えている真下のあらぬところをつまむ手が…
ぎゅっ♡
「え!?わっ…や、やめ…マジでやめてくださいよッ!お…俺昨日風呂にも入ってない…何の準備も」
「あ、やらせてくれるの?」
「はい!?やらせませんからね!!べつに!」
「だって今「準備」って……してきてよ待ってるから」
「ひとの話きいてくださいよ!!」
「…いいじゃん?今日休みだろ。この前より時間かけてきもちいいことしてあげるよ」
「えっ…!?そっ…それは…どっ…どういう…」
「ほらッさっさと風呂入んなッ俺も後からいっしょに入るから」
「!?マ、マジですか…?!」
割愛(^p^)あ”ー!!!
「ほれ」
そう言って、ぱぴこを半分差し出す。
「大丈夫?ケツいたい?薬塗ったげようか」
「へ、平気、ヘーキです…ただの自己嫌悪なんで…」
「へえ?」
「なんか俺って……こんな色欲に流されやすいタイプだったんだなーって…」
「賢者タイムかな?」
「なんで?べつに反省する必要無いと思うけどなあ、ましてや恋人同士…」
「はッ!?」
「あれ?付き合おうって言ったよね?俺」
「お、俺「はい」とは言ってませんよね!?」
「つきあってない!!つきあってませんからねッ!」
「なんで?頑なに拒む理由をおしえてほしいなあ――どうしても気に入らないところがあるんだろ?俺に。こないだみたいに踏んづけて怒鳴ってもいいよ。善処しますんで。」
「いや…その――」
真下はふと夜の街で見た、派手な仲間とつるむ田中の姿を思い出した。
「おっ…俺まだ、知らないんですけど!どっ…どっちがホントの田中さんなのか」
「え…なに?どっちって…」
――――「よし、アポ取れたぜ、あっちの世界に、遊んでくれるってよ」
果たして!真下の運命は!!?
感想
真下のあそこはまじまじ見るほどきれいなのかぁ…そうかぁ…ふぅん…
待ちに待った続きが出ました。
まず、田中先輩の腕がらみの話が出てきました。
ひょうひょうとしているようでいて、回想でも小さな出来事にすぎないと言っていたけどやっぱりどこか心の傷が残っている部分はあるんだなというのが、冒頭のほんのり悪夢で描かれてます。
印象として田中は腕がないことを受け入れているし、腕がない身体が自分の体であって、太っているとか肩幅が広いとか足の指が短いとか普通の人がコンプレックスと捉えるものよりもさらに小さなこととして受け止めている感じがする。
自分の中で消化しきっているのだ。
その消化しきっている問題をわざわざ目の前に両手で持ち上げて見せてくるのが他人の存在。
夢の中に出てきた昔の彼女もクラスメイトの男の子も何故か自分にそれを突きつけてくる。
あの小学生の男の子は本当に男の子特有の感じ方ですごい表現だなと感じた。
小学生でももう女の子は一人前に女だし人に言ってはいけないやってはいけないこと、さらに人から自分が見られているという意識がきちんとした理性を育てている。
だけど、男の子と言うのは中学に上がろうが高校に上がろうが一向に変わらないところがあって、目の前にいる田中に腕がない自分とは異質の存在だ気持ちが悪いというのをすぐに表に出してしまう。
あれを目の前で言われたら傷つくだろうよ、悪意ではないんだから。
田中先輩はもうどこか真下に救われている感じがあるので、後面白くなりそうだなっていうと真下関連で必死になる先輩かな。
もうお一方!エンジェル真下!
今回も超絶ヴァリギャラヴィンドル檄可愛かった。
真下の使っている抱きまくらをグッズ販売してほしい。切実。
しかし、田中先輩の手のひらでころころされていたので気が付かなかったが、真下だいぶめんどくさいやつだなと今回の件で感じた。
エンジェルだからこそ引っかかりがあると受け入れられない部分があるのかもしれないが、それにしては流されちゃってるし!?
エンジェルなので付き合ってもいないのに色欲の罪をおかしてしまったと落ち込んでみたり。
それからサラッと書かれていたけど、田中先輩は博士課程に進んだらしい。
今の教授に師事したいからわざわざ転入してきたフシがあるのでそのまま助手助教と進むだろうから、真下のほうがさっさと出ていきそう。
真下は一生懸命だけどなんかマスターだけとったらあっさり一般企業の研究職とかになりそうだな。おばあちゃん孝行しなきゃいけないだろう。
田中先輩!!!早めに頑張って!!!
つづく
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