今日は「エロティクス・インサイド」のネタバレ感想!
つゆきゆるこの絵柄が好みなので毎回無条件で読んでるけど、その中でも面白かった作品。
あらすじ
「……わかった、“仲良く”しようか」
誰にでも優しく品行方正。絵に描いたような優等生には周りに知られたくない過去の秘密があった――……。模倣的な優等生・上影森が、屋上で煙草を吸っているのを見てしまった唐竹は、表の顔とは真逆な彼のスレた一面を知りそのギャップに興味を持つ。一方、見た目こそ不良風なものの、言動の端々から純粋さがにじみ出る唐竹に上影森は苛立ちを募らせていた。というのも、上影森は過去に同級生から凌辱をされたトラウマがあって――……?
お人好しヤンキー×ワケアリ優等生の芽生え立ての恋と、インモラルな過去が絡まり合うインサイド・ラブ。
上のあらすじそのままの話。
『home』でもそうだったが、この人はネーミングセンスがいい。
命名する、という行為は意外に難しい部分を持っている。
誰でも出来ると思いがちだが、たった数文字に会ったこともないその人となりを表現しなければならないからだ。
創作に登場させる人物に名前を与える時、テレビ番組ではよく一般的なその辺に本当にいそうな人名とかぶらないように名付けるという。
ヒーローならまだ良いが、犯罪者の役で出てくれば気分も悪いだろう。居そうでいない名前これがなかなかに難しいらしい。
さて今回の、登場人物男四人の名前は
- 上影森(かみかげもり)
- 唐竹(からたけ)
- 和ヶ原(わがはら)
- 道生(どうじょう)
あ~、言いづらい!言いづらいし読みにくいんだけども、そのおかげか名前を一度認識するだけで人物が物語の中に立ち上がって一人で歩きはじめる。
それぞれに含まれている漢字も人物の雰囲気と相まってこちらに何となく内面を露呈してくる。
例えば、主人公の上影森。彼は優等生を装っているが学校の屋上でタバコをふかす二面性をもっている。
更に話が展開すると、実は彼は中学の時にいじめられっ子で不良グループの最下層でパシリをさせられたり暴力を受けていたということが判明する。
そしてそれにつけ込んだ、道生からの強制なかよし行為。
上影森の持つ「森」には光がさしていない、それは過去そして彼自身が覆いかぶさり、その成長を拒み他者が侵入することを恐れているからだ。
なんだかポエマーなことを言ってしまった。武笠の影響である。ポエマーは罪。
カップリングが逆でも良いのでは!?と鼻息荒くするほど和ヶ原が魅力的
『ェ◯ティクス・インサイド』は唐竹×上影森としてニコニコエンドを迎える。
その一方で、今後絶対に描かれるであろう和ヶ原×道生は匂わせ程度で終わる。(早く続きください)
この和ヶ原くん、唐竹の友人役としてほんのちょびっとしか出てこないのにものすごく魅力的である。
唐竹の友人としていつもそばにいる彼は特に何かするわけではないが唐竹のことを心配し見守っている。
でも無表情。
唯一行動に出たのがこのシーン、上影森が意識している唐竹のことが邪魔になった道生は背後から忍び寄り突き落とそうとする。
その瞬間、気配を感じて唐竹が振り向くとそこには誰もいない。しかし階段を上がった通路の影では、和ヶ原が道生を押さえつけている。
「…意外とわかりやすいな、お前」
「…ッこの、離せよ、気色わりぃ!」
「余計なことばっかしやがって…一輝に手を出すな」
「…何お前…あいつの保護者?…ならアレが大怪我しないよう祈ってろ」
「一輝に何かしてみろ…お前にも同じことをしてやる」『ェ◯ティクス・インサイド(5)』つゆきゆるこ
どこから反応したら良いのか!!?
まず、バレないようにそっと見守ってるのが良いです!
それから下の名前で呼んでるのもいいです!
道生くんをあっさり押さえつけてるのもいいです!
どうぞやってしまって下さい!!!
という感じで、とにかく和ヶ原くんがタイプである。和ヶ原×唐竹でいいではないか。
お母さん属性のヤンキー唐竹くん
唐竹くんは意外に普通のおうちの子で、両親不在がちだが下に幼い兄弟がいるのでとても面倒見がいい。
そのため、上影森と仲良くなろうとお弁当を作ってくるのだがこれまた美味しそうなお弁当でして!

最初のお弁当は、卵焼きにお手製肉団子とスパゲッティに彩りでブロッコリーとミニトマト、ご飯はのり弁になってるんです。
作って欲しい。
その全部手作り愛情の詰め合わせを絵に描いたようなお弁当に母子家庭で愛情に飢えて育った上影森は、目をキラキラさせてあんぐり口を開いたまま見入ってしまう。
ハッと我に返って、そっけないことを言うんだけどもなんだかんだで完食してしまう。ここの表情すごく可愛いです。推しです。
本音を言うと、
この設定のままでいいのでもう少しじっくりじっくり、上影森がもっともっともっともっともっともっともっともっと…かわいそうな目に遭う展開で書いてほしいお話だったなと思う。
でも最後に何となく続きがかけそうな感じで終わっているので、今後に期待。
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