「すこしでも長く一緒にいたいの俺は、わかる?」
- 田中にお願いしたて夜のクラブに連れて行ってもらうことになった真下
- どっちの田中が本当なのかわからなくなっているところに妹ちゃんの「一番自然な状態でいられるって言ってた」
- 「おやすみのキス長めにしていい?」……それは罠だぞ!!真下!!
『PERFECT FIT』第7話ネタバレ
大学で見せる顔と夜のクラブで見かけた顔、どっちが田中の本性なのか確かめるために真下は夜のクラブへ!
…行こうと思ったのだけど、そんなところに行ったこともないピュアボーイ真下は田中の妹・朱里ちゃんに助けを求めます。
田中の服を借りて、武器を持参してきた朱里ちゃんにメイクアップ(パンクじゃないよ!)してもらっていざ!田中のテリトリーに!
電車に揺られてついたのは、まだ田中と「そういう関係」になる前夜の街で派手な人に囲まれる姿を目撃した場所。
あの時は、「しっしっ」と追い払われていたな。
店舗の一回はタトゥースタジオで二階がバーになっている様子。
「側にいて見張っててもらうしかないな、俺が本当に平気で何股もかけるような野郎なのか」
田中の言葉を思い出しながら真下はいざ敵地へ!
店内に入ると、客がこぞってこちらを向いた。
どうやら田中は人気者らしい。
見渡せば、紋紋チョッキを着ている人や口の周りが穴だらけの人首にガッツリタトゥーを施した人など「いかつめ」の容姿をした人たちが大勢いる。
「彼がマシモくん?ウワサの」
「司」
そう、二人に声をかけられてハッと我に返る。
「はい!そうです俺はえっと…田中さんの後輩の…真下司っていいます!よろしくおねがいしますっ!」
そういって頭を深々と下げてお辞儀をした真下を見て、
「ふふっ」
「おぼこいな!」
「かわいーっ♡」
とそれぞれ感想が上がる。
真下は赤面し、田中はそれを肯定した。
いろいろと話を聞いて、ここがどこであの時は何があってどれが誰であれで…と状況だけは理解した真下。
今は田中に肩を引き寄せられ仲間に囲まれて話し込んでいる。
“そろそろ恥ずかしくなってきたっていうか、どんな関係だと思われてんだろ!?俺達…で、でもってこんな近くにいるのに店のBGMがでかくて話がほとんど聞こえない…右側にいる人から妙な圧は感じるし…”
状況に耐えかねた真下は「ちょっと壁によっかかりたいんで…」とその場を逃げ出した。
酒も回っている、ソファに座って酔を覚まそうと田中の方を眺めていると、先程の仲間の一人が妙に田中に接近している。
田中の腕にそっと指で触れた瞬間、田中は心臓が揺れるのを感じた。
「やぁだ!だめな兄ーっ!」
ハッと横を向くと妹の朱里が同じ方を眺めている。
真下は朱里にヘアセットや洋服の礼を言うが、その敬語に食いつくように「敬語はやめて!」とはっきり断言してくる朱里。
じゃあ、兄の恋愛遍歴を盛って伝えたことはチャラにしてね!と明るく返してくれた。
「で、どう?マシモさん。わかったー?「ホントの田中さん」」
ここへ来る前から大学にいるときとは全く違うと感じていた…コレは普段田中なのだろうかと疑念を抱く。
「…まあ特にここは馴染みの場所だからねー、落ち着くんだって!一番自然な状態でいられるって言ってた」
朱里のその言葉になんとも言えぬ表情の真下であった。
帰りの電車で眠りこけてしまった真下は降車駅の直前で目を覚ます。
「もしかし俺ずっと寄っかかってました!?」
「ええまあ」
「左にのけてくれればよかったのに…」
「いや、役得ってやつかなと思ってね」
真下の家の方まで送るといって聞かない田中に押されて手を絡めあい自宅前まで歩く。
「すみませんこんなところまで!ありがとうございまし」
「司、おやすみのキスしていい?長めに」
「え」
「な、長めにって…」
「しーっ」
「!!」
「我ながらよく我慢したと思うよ、今日一緒にいる間ずーっとこうしたかった…よく似合ってるぜ今日の格好…最高に可愛い」
そういいながら田中は真下の耳朶を噛む。
「あの…ほんとうにやめてください…こういうのは………部屋のなかで…」
「…入れてくれるの?」
真下はコクと頷いた。
真下はずっと踊らされていてほしい気持ちとうろたえる田中を見たい気持ちが…
はぁ〜!!!!!!?????
キスしていいか一応聞くのに「長めに」とかわざわざくっつけて、オッケー!って云う前にかぶりつく田中よ。ヒョヒョッ…
最後もまんまと家に入れてしまって気になる続きは来週!って展開ですが、ここがそのまま続くか回想で出るか予測できないところがまたヤキモキする。
はよ続きくれ!!!
はよ!!!アンアンパンパンマンがはよみたいんじゃ!!!
取り乱しました。
クラブでの田中を見ることが出来た真下だけど、これでも納得はしない。
自分に見せている様子が「本当」ではないと信じられないんだから誰が何を言っても、
- 狼狽える田中
- 泣いてすがりつく田中
- 真下のことで憤怒する田中
- もじもじする田中
自分のためにぶっ壊れているところを見せてくれないと納得出来ないだろう。
どういう展開で持っていくのか楽しみである。
ただやっぱり、ピュアボーイを手のひらで転がしているの様子をずっと見ていたいなあ…という気持ちもあって、どちらもなんとか両立できませんかね!!!
あちらを立てれば!?こちらが!!?
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