糸永くんのお…の中を擦ってあげられるのは僕だけだよ
いつ豹変するんだろう…とドキドキしながら読みましたが!
すれ違い純愛ものだった。よかった。愛。
追記:続編出たよ(๑˙❥˙๑)「糸永くんの恋の糸2」
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一言まとめ
糸目が原因で中学時代にひどいいじめを受けた糸永くんはおばあちゃんの所に逃げてなんとか普通に大学に進んで生活できるようになっていたんだけど、その大学に当時いじめを行っていたクラスメイトがいて「またいじめられる!」と思ったらどうやら覚えていない上にすごく優しくされて…
ネタバレまとめ
「ごめん、大丈夫?」
大学の構内で糸永くんは誰かにぶつかった表紙にレジュメを撒き散らし尻餅をついた。
「いっいや俺が悪いんだ、ごめん。で、でもおれこれでもちゃんと目開けてて…わざととかじゃなくて…」
「別に糸永くんは悪くないよ」
そう名前を呼ばれてハッと顔を上げるとそこには嫌な思い出があった。
「糸永くん大学同じだったんだ。久しぶりだね。」
糸永くんは顔面蒼白になりながら男の名前を思い出していた。
真田とは中学のクラスメイトだった。
ただそれだけではなくて、糸永くんの糸目が原因でからかわれていた軽いいじめを本格的に追い詰めるものにしたのが誰でもない真田だったのだ。
糸永くんは逃げるように祖母の田舎に転校したがいじめのトラウマは消えなかった。
大学は広い、避けようと思えば避けられる…そう思っていた糸永くんだが、彼の所属する写真研究会の部室にその男は現れた。
隠れていたのに!そう思った瞬間、糸永くんは出口めがけて駆け出していた。
真田の横をすり抜けて走り出そうとしたが、さっと横に伸びた右手に阻まれ真田を押し倒す形でまた転んでしまった。
「ごご、ごめんなさい、ごめんなさい」
また中学の頃と同じようにいじめられるのではないかという恐怖から糸永くんはとにかく謝る。
「糸永くん、課題」
「え?」
意表を突かれて顔をあげると真田が課題を差し出している。
「今日、課題出てたよ。ノートも見る?」
「あ、ありがとう…」
そのまま黙り込んでしまった真田に糸永くんはあれこれ焦って声をかける。
「僕もここにしようかなサークル」
予想もしていなかった返答に糸永くんはおかしな声をあげて「何で!??」と問い詰める。
「楽そうだし」
真田が何を考えているのかわからない…そう思いながら顔面蒼白になる糸永くん。
こうして二人の恋の駆け引きがはじまった。
糸永くんがかわいい件について
糸目で寝てるのか起きてるのかも分からない風貌がかわいいです!
度もすぎれば魅力になる。
しかし日本じゃ珍しい風貌というのがいじめの対象になるんだよね。
この漫画もそう扱っているし。
テレビで人の容姿や短所をいじって笑うのが当たり前な日本では解決策がない。
そしてヒカキンさんは神。
はい、話がそれた!
糸永くんは人に容姿をからかわれて生きてきたけど、それでどうせ俺なんてってひねくれたりしないでいい子なのが救いだね。
そして、大事な人を見つけられたのも大体において容姿のおかげなので人生何があるかわからないもんだねえ…
読んでる間ずっと、ちょこっと出てくる糸永くんのおばあちゃんの気持ちだったよ。
糸永くん誕生日くらいおばあちゃんといなよ!!!淋しいじゃん!!
身体が先
糸永くんは真田が中学の頃に自分をいじめていたことは忘れちゃって仲良くしてくれてるんだと思いこんでます。
真田は健忘症か?そんなわけがねえだろ、しっかりしろ。
そして同級生からの電話でやっぱり真田はいじめたことを覚えていると発覚してから末永くんは、きっといじめたことが申し訳なくていっしょにいてくれるんだ…と解釈します。
どんなやつだよそれは。
末永くんしっかりして!!!おばあちゃんは気が気じゃない!
ここに至るまでに真田はさっさと末永くんを手篭めにしてしまっているんだけど、末永くんが快楽に弱いのを良いことに結構やりたい放題やってる印象です。
「付き合って」からはじまっているので二人共付き合っているつもりはあるのかもしれないけど、心のすれ違いがすごすぎて最初は身体だけの印象がある。
描き下ろし
描き下ろしでは、糸永にベタ惚れになっている随分素直な真田が見られます。
「好き、好き、大好き、世界一かわいい、こんなに好きになるなんて」
とおっしゃています。
よかったですね。
みなさんはどうですか。