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👠ネタバレ感想|コウキ。『アヒルくんはソレを知らない』|BL版マイ・フェア・レディ!?

こんばんわ〜限界OLです

今日はコウキ。の『アヒルくんはソレを知らない』のネタバレ感想記事。

前作の三兄弟がくんずほぐれつ…大変なことになっていくお話だったから、今作の代わり映えにびっくりしたよ。では以下ネタバレ。

あらすじ

昔ながらの銭湯で番台に座るは、173cm95kgのぽっちゃり体型でとにかく自信がないのでうつむいてばかりいる。自分がセクシャルマイノリティであることを男子校に入ってから薄々感づいてはいるが何をするでもなく日々を過ごしていた。

 

そんなある日、アヒル湯に一人のイケメンがやってきて蓮はその体に見惚れてしまう。そのくらいの楽しみは良いよね…とその男が来るたびにじっと視線を送っていた蓮だが、とうとうその男に「デブ」といわれジロジロ見るなと怒られてしまう。

 

ショックを受けた蓮だがさらに追い打ちをかけるように、入院していた祖母が亡くなった。落ち込み部屋に引きこもっていたがいい加減に外に出ないと…とアヒル湯の掃除を始めた所へ、この間の男がやってきた。男は、王子隼と名乗り医者をしているという。この間は、ひどいことを言ってしまった申し訳ないと謝る先生にメガネを取って笑った顔を見せた瞬間、

 

「お前痩せたら絶対かわいい」

 

と食い気味に言う。そうして先生に手取り足取りダイエットをすることになった蓮ははじめは好調に痩せていたものの、ある日買い物に出かけたコンビニで太っていることを揶揄する陰口を叩かれ暴飲暴食でリバウンドしてしまう。

 

それでも、気長にダイエットに付き合ってくれる先生に蓮はこころを寄せていく。しかし、医院巡回で名古屋へ出向となった先生。蓮は帰ってくるまでに痩せてみせますと宣言する。

 

そうして二ヶ月後、アヒル湯を訪れた先生の目の前にはスッキリ痩せて輝かんばかりの笑顔で笑う美少年の姿があった。

(『アヒルくんはソレを知らない』コウキ。)

 

紳士の手で素敵なレディに変身する?

使い古された手だが、マイ・フェア・レディしかりプリティウーマンしかり、原石を見つけた紳士がその石に磨きをかけて立派なレディにするというストーリー。読む前はてっきりこの筋道をなぞったダイエット話だと思いこんでいた。

よく考えれば、ダイエットなのでそれだと本の最後まで痩せられなくて…ということになるのであり得ないが!?

期待を裏切り、じっくり読ませる問題提起がふんだんな物語だった!

関係ないけど、プリティ・ウーマンはあんまり好きじゃないんだよななんでだろうな、マイ・フェア・レディはよくBSでやってるし本物の名作…すき…

闇が深いのは先生の方だった

ダイエットをする蓮がメインと見せかけて、其の実本当に闇を抱えているのは一見して何の問題もないように見える先生の方。

医者!高収入!イケメン!細マッチョ!!外見上は何の問題もないようにみえる先生の容姿は、整形にプラス努力によって作り上げられたものだった。

代々医者という家系に生まれ、両親は容姿だけが美しい兄を可愛がり先生の方には厳しく辛くあたった。世間的にみて美しいと言われる容姿ではなかったからだ。

机にかじりついて勉強をしても、私がお前くらいの時は優秀だったと認めてもらえない。思い悩んだ先生は、成人後に整形手術を受けることを決意する。

事前に綿密な計画を練り調べ上げ手術に臨み、パンパンに腫れて痛む顔で帰宅すると、父親は蔑み、母親は美しい顔になったことを喜んだ。

ただ、「愛されたかった」先生にその仕打ちは両親を見限る決定打となった。

先生の外見への意識

先生はテレビ出演のコマでこういっている。

「美容整形は“美しいとされる見た目“を用意することは出来ても“美しい心”自分を大切に出来る心””幸福”にはしてあげられません。それは、僕らや美を武器にしてあなたが自分で勝ち取るものです。」

作中、蓮に一度だけきつくあたった先生だが他の場面では終始優しく、人を傷つけないように考えながら慎重に言葉を選んでいる。

外見だけ美しくなっても、幸せを得る事はできないと身をもって体験した先生は、美容整形によって患者の外見を美しくすることで幸福を手に入れる手助けをしているように思えた。

痩せてからの蓮きゅんがマジで可愛い小悪魔犯罪

すっかり痩せて超可愛くなってしまったので、街でおじさんに声をかけられるんだけど、その場面で変態おじさんが、

「君だったら一回3以上出せるけど、定期おkなら月4で20出すよ」

というのに蓮は

「ふふ、ごめんなさい、今恋人待ってるんで^^」

はい、超かわいい

それから、残念なことに蓮くんが未成年なので先生はおセッ…を19歳高校生でなくなるまで待つんですね…残念なことに…

その初なかよしまでに、蓮くんがゴネる場面がこちら。

「うーん、じゃあどこまでならOKなの?先生のこと考えて一人でするのはいい?電話しながらするのは?先生との妄想するのは?妄想の中なら何しても大丈夫?――――好きなの止まんなくて変になったらどうすればいい?」

はい、みんな集まって〜、今、蓮くんが、可愛いことを、言いました〜

全部OKに決まってんだろ全部やってくれ。

この流れで一年よく待ったな?と思った。