読んでいて胸が痛くなった…これ絶対に読んでほしい…
追記
2018年9月28日発売予定だった「オレとあたしと新世界」の3巻が発売延期になりました!!!
enigma編集部さんからお知らせでましたが、今月末発売予定だった「オレとあたしと新世界」3巻が諸事情で発売延期となりました。お待ちいただいてました方々にお詫び申し上げます。
早目に3巻出せるように頑張ります。大変申し訳ございません。https://t.co/KW2Y2ClLIm— 古宇田エン@オレとあたしと新世界2発売中 (@koudaen) 2018年9月18日
うっうっ・・・わしゃ何を楽しみに生きればいいんじゃ・・・
enigma編集部さんからのアナウンスでは11月をめどに調整中とのことだけど予定は未定だってさ・・・
みんな大好きAmazonの発売日は11月28日に変更されていました。
作者の古宇田エンさんは北海道在住らしく9月6日に発生した地震の影響で色々と大変なご様子。
震災からの復興を間接的にでも支援しながら3巻の発売を待ちたいと思います。
じゃっとあらすじ
ゲイバーで店子をしているオカマの「しのぶ」は最近恋人に振られたばかり。そこへ外国人の男が同僚とやってきて接客を任される。英語が流暢なしのぶは彼に話しかけるが、そばにいた同僚は笑いだしてしまう。どうやらこの男、見た目ははっきり海外の血を感じるのに日本語しか話せないのだという。コバと呼ばれる彼は、小林マコトといった。
ある日、マコトの派遣先の工事現場で騒ぎが起きる。騒ぎを起こしたのは、一緒にバーに来ていた同僚で彼はマコトに脅されて金を盗んだんだ、とマコトに罪をなすりつけた。
しのぶは店で開店準備をしている。夕方にマコトに送ったメールの返信がないことを不審に思っていると、血まみれで顔を腫らしたマコトがやってきた。
「ケータイ壊れた…今日は無理だ…」
それだけ言ってさっさと出ていってしまったマコトをしのぶは追いかけ苛立ちをなだめ家に連れ帰る。ご飯を食べさせ、手当をして、何があったか聞いて、しのぶはそっと寄り添う。落ちついたマコトに泊まっていくなら着替えろと元カレのシャツを差し出すと、そのシャツを見て
「なー男とヤるってどんな気分なんだ?」
とマコトが聞く。
しのぶはシャツの胸元をぐっと引き寄せてマコトにキスをした。
――そうして四ヶ月後、新しく日雇いの仕事を始めたマコトはしのぶの部屋から出勤していく。ただあのキスから何かが進展したわけではなく、居心地の良い友人以上恋人未満と言った関係を続けている。
そんなある日、久しぶりに店を訪れた常連客がしのぶが男とホテルに入っていくのを見たという。詳しく聞けば、その日、しのぶはマコトに急用で名古屋に行くと約束を反故にされていた。それでも見たのだと食い下がる客に
「友達に嘘つくわけねぇだろ!!!!」
と胸ぐらをつかむマコト。じゃあ直接聞いてみろ!とちょうどそこに現れたしのぶを指して客が言う。
結局マコトはひとりしのぶの部屋に逃げ帰り籠城していた。しのぶは信頼を裏切ってごめん…という。中学で同級生に告白してから家族にも顔を合わせづらくなり進学先は遠方へ遠方へとどんどん疎遠になっていったこと、マイノリティであること、先行きの見えない不安からどうしようもなく人肌が恋しくなってしまうこと、普段は絶対に見せない顔をしのぶはのぞかせる。
自分にキチンと向き合ってくれたしのぶに、マコトもその生い立ちを話す。4から18歳まで施設で育ち、両親を知らないこと。そうして人付き合いが苦手な上に外見だけを利用されてきたこと。心を許しあったふたりは、踏みとどまっていた一線を超える。
そうして信頼と愛情を築き上げ始めたふたり。
そうして又季節が過ぎ、夏になった。ゲイバー仲間で訪れた海で今日はバーベキューにスイカ割りと盛りだくさん。散々遊んで、まだ騒ぎ足りないのかマイクロバスの中でもおかまたちは大はしゃぎ。喧騒のすみで、二人は静かに話す。
「無駄なんてないわよ、まこちゃんとあたし出会えたじゃない。
ほら、眠いんでしょ、寝てなさい。
あんたが起きた時に本名教えてあげるから。」
「約束だぞ」
「ええ、約束よ」
あの日、睡魔に引きずられながら聞いたのは、しのぶのやさしい「おやすみ」だった。
そうして、居眠り運転のトラックが突っ込んできて、しのぶを連れて行ってしまった。マコトが目を覚ましてもしのぶが目を開けることはない。いつ起きるともしれないという。そうして長い長い時間がはじまった…
(『オレとあたしと新世界』古宇田エン)
野生のマコちゃん!
もう出てくる登場人物片っ端からみ~んな魅力的。小説でも映画でも漫画でもお芝居でも、なんの創作でもいいんだけど、読み終えた見終えた後に、その作中に登場してきた人たちがまだどこかで日常を繰り広げていて面白おかしく暮らしていて、ずっと息づいているように感じるこの感動。
創作を感じさせない創作はほんとうに感情を揺さぶる。読み終えた時本当に彼等に会いに行きたくなった。しかし、これ!!!完結してないんですね!?悲鳴を上げた午前三時。
そのなかでも作中いちばん変化が見られる人がマコトである。
最初はもう他人に一ミリの興味もない男!日雇いで人との接触を少なくして、つるんでくれる同僚の名前はしらなくて、人付き合いがわからないからおべっかができなくて…なんて不器用なんだ。
そうしてしのぶに会ってからチョットだけ本来の彼が顔をのぞかせる。最近のテレビやゲームは知らないし負けず嫌いだし、なにより夜10時以降は起きていられない。可愛いな?
警戒心が強いのでお泊りでは眠れないと言っていたのに、皆で遊んでいる中しのぶのベッドで眠り込んでしまう。可愛いな?
いちばん驚くのが、しのぶの意識が戻らなくなってしまってからの十年の変化である。
彼は、少しの間にしのぶがくれた愛情を十年の間自分で暖め一人で育んできた。日雇いをやめて病院の近くの会社員になり誰よりも仕事をこなしながら、しのぶの母親百合子とともに寝たきり状態の介護にも必死で取り組む。しのぶのそばに居られなくなるから、昇進の出向も断った。
いつ目覚めるとも知れない彼を中心に世界がまわる。
死んだも同然の十年間
しのぶと出会っていなければ今のマコトはいなかったであろうことは事実だ。
しかし、その後の十年間がもたらしたことのほうがひとりぼっちでいることよりもよっぽど残酷である。この期間を考えると心臓がざわざわしはじめる。
しのぶはしのぶで、十年の空白期間を受け入れられるのだろうか。飄々とした彼の態度の裏側にマコちゃんは気づく余裕が無いようで今後の展開に不安が残る。
今のところたなとの『PERFECTFIT』と一二を争うな…
ネコはどっちだ!?
既刊二冊のなかでは一度もなかよししてるシーンがありませんでした!!!
なので、会話から察するしかないのだけど…?会話から察してもどっちがどっちだかわからない?どっちとも取れる発言があるんです!!!どっち?!!!と思いましてエニグマを買いました。
耐えきれなくなって未収録全部読んだ…でもまだふたりとも幸せになってないので泣けない!早く幸せになって!!!
売れてるラブグッズ
マイメアリー
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機能面はマイメアリーのほうが圧倒的に上だけど美顔器のような見た目がまじでいい(マイメアリーもこれにして)カレー沢の叔母もこれにしておけば死後辱められることもなかった。