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🐾ネタバレ感想|本庄りえ『世界は尻尾でできている』|ケモナーも許せぬできの悪さ

こんにちわ〜限界OLです

犬は好きですか!?じゃあオオカミも好きですね!!!

ケモミミ系を話や作家に拘らず無条件に読んでしまう。

本庄先生はなんか迷走してらっしゃるの?かしらないけど普通に面白かった普通に。

ごめんなさい、結構文句言ってます…お好きな方は読まないほうが…

嫌いなわけではなくて!もっといいものが見たい!かけるのに!という感情が…

一言まとめ

オオカミの獣人である作家のもとに、役所の人間の男が、両親を失った子どもオオカミを連れてきて交流を深めていく内にくっつく話。

ネタバレあらすじ

「こんにちは、先日お電話しました。獣人第二福祉課の来島伊織です。この度は面談の許可を頂きまして本当に…」

出迎えたのは和装の男で、強羅(ごうら)と名乗った。

「で?最後のオオカミがこの子?」

来島の後に隠れ顔だけ覗かせている男の子には耳と尻尾がある。

強羅が「名前は?」と聞くとすぐに来島の後ろに隠れてしまった。

「綾瀬凛久くん、今年で5才になります…ニュース等でご存知かと思いますが、その…」

狼である彼の両親が不運な事故か、それとも自死か定かではないが二人一度になくなってしまったことは連日報道されていた。

客間に通され色々と話をするうち凛久が口を開いた。

「…おじちゃんもオオカミなの?ほんとに?」

そう聞く凛久に強羅は得意げに耳と尻尾出してみせる。

「お前も大人になれば隠せるようになる」

と優しく声をかける強羅の背後で尻尾を撫で回す影が。

思わずフカフカの尻尾を撫でくりまわしてしまった来島はニヤニヤする強羅に謝る。

「すっ、すみません!」

「子どもの前で堂々とセクハラするとはね」

玄関先で初めて顔を合わせてた時は、気難しそうな様子を見せていた強羅だが凛久に接する態度やニヤニヤと感情を隠さないその様子に来島は少し安堵していた。

2000年代初頭から確認されてきた『半獣人』数十年たった今では普通に人間との共存関係にある。

オオカミだけでなく様々な種の獣人が世界に溢れ少子化に悩む日本にとって彼等の存在は不幸中の幸いだった。

獣人の中にある野生の血がいつ目を覚ますか分からないと訴える人間も少なくないが、現時点では人々の日常生活に大きな瑕疵はなく、

獣人もまた人と同じく福祉や保証を必要としていて来島もそんな彼等の社会福祉全般を請け負っている。

感想

さら〜っと何も考えずに読んでも面白いんですが、というか基本的に私は本庄りえさんの漫画に対してアタリハズレが両極端なので…今回は色々考えながら読んでしまいました。

まず、色々盛り込みすぎかな…と思います。

獣人の問題だけでも、絶滅が危惧される種がいる・人間から、また獣人間での差別がある・野生化する心配がある・福祉と銘打って監視の対象になっている。

という感じで、ちょっと色々読んだけど理解できないのが、「人間の少子化に獣人の存在が不幸中の幸いだった」という設定。

出て来る表現を見る限り、わざわざ個別に福祉課が設置されたり同種族同士での婚姻を国が主導したり、国家として金と手間をかけて保護している状態にしか見えないんですが…

それで日本に子どもが増えるというのはつながらないなと思いました。

何も書かれてはいなかったんですが、獣人というだけで例えば繁殖力がものすごく強いとか、一度に複数の子どもを生むことが出来るとかそんな感じであればまあそうかもしれないと納得できるかなというくらい。

それから、人間である来島にセフレがいる設定なんですがそれも…いる!?と突っ込むところが多すぎる。

もっと削ぎ落として本筋だけの話になっていれば読みやすくて本筋がしっかり生きていたかなあと思います。

結局のところ、話を大きく動かすことになるのは強羅のヒートなんですが、カレンダーに丸印つけて周期的にくるところを見るに、Ωなの?そうなの?でも男で繁殖は出来ないと…?うん?

全然褒めてない!?

面白かったのは、来島が獣人を差別する上司にイライラして俺もゲイだから獣人と同じマイノリティだしなあ…っていうところです。

マイノリティだけど、ずいぶん大きく括ったな!??

それから、なかよしシーンはさすが絵のうまい作家さんだけあって良かったです。

ヒート設定なので長いし。

評価できるのはあと、もふもふがめっちゃ良かったことくらいです!