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🌱ネタバレ感想|エンゾウ『ここはやさしい庭』|狂気のお兄ちゃん

こんばんわ〜限界OLです

お兄ちゃんがあまりにも狂気で不気味すぎる。

その不気味さと相まって、両親弟立て続けに事故で亡くしたという感情を見せないので可哀想だと思えないほど平然と話が続く。

恐ろしや。

以下あらすじ

母親から愛されず育った孤独な男は、その美しい容姿を利用してヒモ同然の生活を送っていた。

あまりに手広く食い散らかしたために女絡みでリンチを受け道端で意識を失う。

気がつくと布団の上に寝かされていて、廊下から現れた男は自身のことを「護(マモル)」と呼んでくる。

不思議に思ったが、怪我からくる熱で疲れ切った体は言うことを聞かず、少しだけ…と布団に頬を埋めた。

翌朝、押し入れの奥に隠された遺骨を見つける男。寝かされていた部屋には高校生の教科書があった。どうやらこの男は、自分のことを死んでしまった弟だと思いこんでいるらしい。

可哀想な男だ、と思いながらも愛されなかった自分を通して愛されている「護」がいる。

弟になれば、自分も愛されるのだろうか。

それなら……

(『ここはやさしい庭』エンゾウ)

部族の男のノリはどこへ

は〜い!上のムキムキマッチョ部族がすきだった人〜!?

今回は、ノーマッチョです!

やさしい庭でふたりだけ

『ここはやさしい庭』というタイトル通り、二人の男が閉じられた世界で現実に気が付かないようにぬるま湯につかって暮らしているお話。

それをぶち壊すのは、さて誰かしら。

まず、お兄ちゃんを見ていきましょう。

最初に、ご近所の井戸端会議おばさんに大学芋をもらうんですがその時のセリフがこちら

「いただきます、これ弟の好物だから」

亡くなったことを知っているおばさんは、お供えするのね…と思っているのですが!違いますお兄ちゃんは本当に弟に大学芋を食べさせるつもりなんです。こわい。

そうしてその後、ボロボロの男を拾ってきて弟だと思いこんで在宅仕事をこなしながら世話を焼きます。

偽物の弟に関わっている時のお兄ちゃんをよく見てみると、たまに眉間にしわ寄せたりして苦しい顔してるんだよな。

どこか少しだけ正気の部分はあるんだけど、どうしても受け入れることの出来ない現実に苦しみを忘れたくてどうにか弟が死んだことを誤魔化そうとしている。

一方で、本名が明かされることのない「護」のほうは、愛されたいがために弟であろうとしますが、次第に、弟の影を通してしか自分のことを見てくれないお兄ちゃんに苛立ち始めます。

初めてこんなに無償で愛情を与えてくれた人が、自分自身を見てくれない。

そうして一度は逃げ出してしまいます。

愛情が貰えてもそれは自分への愛情ではなかった。

しかし、必死に探し回るお兄ちゃんをみつけて結局戻ることに。

そこで近所のおばさんが「護」に話しかけてきます、

あなたがいるからね、薫くん元気になって。お気の毒に…護くんが事故にあって本当に気落ちしてたから…でも最近の薫くんとても明るくてあんな薫くん久しぶりよ。あなたのおかげねえ

愛情を貰うだけが家族じゃないということにここで初めて気が付きます。

それなら、自分がこの人を支えていこう…と思った矢先また事件が起こります。

お兄ちゃんは正気に戻るのか…

エンゾウ先生うますぎだろ。

どっちなの?チキチキ!最後までどっちが攻めかわからなかったら!腐女子失格選手権!

これは本当に最後まで解らなかった。
というか話に入り込みすぎててそんな場合じゃねぇ!笹食ってる場合じゃねぇ!

なんか、感覚としてより可哀想な方が受けと認識しているのだけど、今回どっちも可哀想なんだ、わかんねえ。

でもどっちがどっちでもそんなに違和感なかったなあと思いました。(雑食)