「楊井さんのキスは甘くて幸せな気持ちになります。」
穏やか癒やしBLの皮を被った変態執着系と個人的に思っている作品です。
ツッコミどころは多々あるけど、ちょっと癖のある秋平しろの作風は、ハマると最高の空間!
感想を書こうと思って調べていたら実写化していたのか!?知らなかった。
- ファッションビル本部のイケメン社員・楊井春久×ショップ店員中性的ぼんより男子前田大希
- 可愛い受けとイケメン攻めの王道
- 信頼しあえるようになってからの幸せオーラがやばい
公式あらすじ
小さい頃から貧弱で不細工で、モテたことなんて一度もない。
だからせめておしゃれには気を使いたい。そうして気づけばショップ店員になっていた前田大希には、好きな人がいる。
ファッションビルの本部社員・楊井春久だ。優しくてかっこよくて、気さくに接してくれる憧れのひと。
でも、1ミリの可能性もない恋だと自覚している・・・
そんなある日、勢いで言ってしまった一言で、楊井にファーストキスを奪われてしまい!?
秋平しろ『飴とキス』ネタバレ感想
- 王道のお話ですか?
- ブラック楊井
- 少女漫画の延長線上BLはBLなのか
王道のお話ですか?
ほぼほぼあらすじ通りの進行だけど、お付き合いをはじめてからのゴタゴタが結構ある。
結構少女マンガよりだが、単なるシンデレラ物語というわけでもない。
読んでいて特に違和感はないし面白いのだけど、容姿に自信がない割に前田くんは結構積極的だ。
そんなところも可愛いって?え?楊井は変態の香りがする。
ブラック楊井
一見、普通のイケメンと容姿をからかわれて自身を喪失してしまったけど色白で中性的なかわいい男子のほのぼの恋愛に見えるが、なんだかちょっとしっくりこない。
二人が結ばれるまでの過程で、楊井は絶対に自分から先手を打たない。
最初のキスのきっかけになる「家飲み」は事情を伏せて誘われていたし、キスをしたのも結局は前田くんに言わせたことだ。
テレビの中でも日常生活でも、美男美女というのは多様な面で強いなと感じている。
どこへ行ってももてはやされている楊井の容姿はその人格形成に一役買ってきたことは間違いない。
「ああしてほしい」「こうしてほしい」という要求を彼は口にだすこと無く、その容姿と人好きする性格で周囲の人間に意図せず思い通りの働きをさせている。
「風邪」を引いたのは偶然だったかもしれないが、その偶然さえもなにか彼に味方しているようなそんなキャラクターだなと思った。
しかし実際にこういう人っているので人間ってわからないなあと時々思う。
楊井は理沙の気持ちを知った上で家に上げているし、最初はなんか理沙ちゃんのこと…女の思う女の部分を煮詰めて凝縮したような女だな!とか思ってたからなんかゴメンな!
ただ結局彼女も二人の仲違いに一役買ってしまうわけだけど…
少女漫画の延長線上BLはBLなのか
「男じゃなくてもいいじゃん」
というディスりは方方で見かける。
男同士の恋愛が読みたいのだから当たり前だ。
ただ、その男同士の恋愛でさえも女の中から生まれた創作に過ぎない。
萩尾望都は『私の少女マンガ講義』の中で
男と女でもいいじゃないかと考えるのです。ところが、男女で考えると会話や行動や恋愛のパターンが大体決まってしまうんですね。もっとこの場にとらわれない、飛翔した気持ちを書きたいと思うと、なぜか男になってしまうのです。(…)たぶん、「女の人はこんなことを言ってはいけない」とか「ここで我慢しなくてはいけない」とか、そういう思い込みがあり、自分を止めているのだと思います。
(萩尾望都『私の少女マンガ講義』)
少女マンガの神様はなるほどこう考えるのかと唸った部分だ。
書き手側の意見だが、概ね同意できる。
自分と同じ性を持たないことがBLを読む上で大変重要になっていて、女を感じさせる言動や思考というものがBLの中に取り入れられることを嫌うのは当たり前のことだ。
抑圧されたフェミニズムが日本のBL文化を生んだのならそれはそれで面白い。
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